昨日は諏訪湖の全国新作花火競技大会に行ってきた。
朝早くに家を出て、諏訪大社にお参りをして、入場のための順番の場所取りをして車を置いて、ぶらぶらと買い物などしたりしてから酒蔵で日本酒の試飲が出来るというので
宮坂醸造へ。
「真澄」のラベルは近所でもよく見るものの味わったことがなかったのだけれど、いやー、美味しかった。
300円で購入した試飲用のショットグラスに、お店の人が説明をしながら写真右から順に注いでくれる。
4番目の水と一番左がなんだったのか失念してしまったので、たぶん(^^;生酒から大吟醸、吟醸、梅酒まで6種類頂いたのだが、本当に一つ一つ味が違うのがよくわかった。
酒造りに使っているという水も物凄く美味しかった。
ここには松の間というのがあって、樹齢300年超の立派な松を眺められる展示室がある。
2010年にトラックが飛び込んで2階建て店舗がほぼ全壊の事故があったそうだが、その時は怪我人もなくこの松の手前でトラックが止まったのだそうで、お店の方は「松が護ってくれたと思う」とお話されていた。
今の店舗は酒蔵らしい日本の伝統的な感じを保ち、しかもスタイリッシュでありながらとても落ち着く空間だった。
お昼は鰻。
これまたたまらなく旨い。
余分な油が抜けているのにふっくらとしていて焼き目はとても香ばしく、甘めのタレに合っていた。
いつもは完売で断られていたという時間よりちょい遅めらしかったにも関わらず、私達3人がその日の最後。
この日の満足度は更にアップ。
昼間はほぼ曇っていて過ごしやすく、ぶらぶらするのも全く苦ではなかった。
毎年かなり暑さにやられて参るのだそう。
会場を確保した後にコーヒーを飲みに行ったが、入った喫茶店の店主の話もなかなか面白かった。
一日時間を潰すのが大変と聞いていたけれど、むしろ昨日は足りないくらいの感じ。
会場に戻って花火が始まるまでの間、エミット妹さんと二人でえびす屋のわかさぎの唐揚げをつまみに日本酒をちびちびしたり、ごろ寝したり。
花火は風があまり吹いていなかったので煙が滞留することがあったのがちょっと残念だったけれど、囲まれている山に反響する音は迫力があって湖面に映る光はきらきらと美しい。
花火は始まるとあっという間に時間が過ぎてしまった。
大会最後のブログラム、湖面スレスレで爆発してそれが湖面に映って丸く見える花火が左右から徐々に近づき最後は真ん中で一緒になるという「キッス・オブ・ファイヤー」は更に凄い迫力。
最後の一発の花火がドーンと開いた瞬間雨がざーっと降り出した。
そのタイミングの絶妙さに驚きつつ撤収。
最初に諏訪大社にお参りしたのが良かっったのか、本当に全て善しの日になった。
美味しくて楽しい幸せな一日を過ごせたことに感謝。
宮坂酒造の松。