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2014/06/14 Sat  01:21:35» E d i t
 » 『鈍獣』 
宮藤官九郎さんが舞台の脚本を映画用に焼き直したものだそうな。
意味があるのかないのか、ストーリーは難解だ。
でもあまり考えずに、ただ「おもしれー」っと見ればいい作品なのかも。

知られたくない昔のことを小説に書く凸(でこ)やん(浅野忠信)を、江田(北村一輝)と岡本(ユースケ・サンタマリア)は殺そうとする。
強力殺鼠剤を酒にドバドバ混ぜても、トリカブトを料理に入れても死なないどころか、凸やんはにこにこして毎日江田の経営する店に「もう終しまい?」とやってくる。
江田っちは自分たちをモデルにしているのだから小説の印税を寄越せと凸やんを懐柔するのだが、凸やんはその通りに江田っちを受取人にする契約をしていたり、盛んに「親友だから」とか言ったりする。
それでいて、江田たちを非難するように小説を書きなぐっていたり、また彼らを小説の中で酷い目に合わせていたりするのが気味が悪い。
そんな凸やんの得体のしれなさに段々と精神的に追い詰められていく江田っち。
周囲が「疲れているんだよ」と慰めるように言うと、江田っちは「疲れてるって言うな。疲れたら疲れたって自分で言うからさー!」と涙目で喚く。
このシーンで私は江田っちのことが一気に愛おしくなってしまった。

最後は鉄橋の上で段ボール箱に入れられた凸やんが岡本に拳銃で両足を撃たれ、そこへ列車が…。
結局ボロボロになりつつもまた店にやってくる凸やんだが、さすがに頬の傷がざっくり割れた顔はいつものようにニコニコはしていない。
決まり文句の「もう終しまい?」も憤った強い口調だ。
江田っちは呆れたようにふっと笑いながら「終わりじゃねーよ…、ウルフ」と返す。
子供の頃に、凸やんが似ているからとつけられたそのアダ名の由来の凸川と鉄橋の上で競争した時に、勝負に勝ったらそう呼んで欲しいと言っていたのが「ウルフ」。
それを聞いた凸やんもいつもの笑顔になる。

凸やんは子供の頃に江田と岡本から相当酷い虐めを受けていたわけで、それを殺そうとする行為で象徴的に表したとすると、鈍感であらねばならないってことになるのかな?
まぁ色々ともやもやはするけれど、江田っちが凸やんのことを認めて周囲もそれに同調し、凸やんも思いを果たせたってことで、一応のハッピーエンドってことでいいんだろかね。
なんにしても、大人子供の登場人物がそれぞれに強烈で、そのやりとりの妙が楽しめた。

江田っちがこの翼のある背中越しに「順子(20年来の愛人の名前)、俺とお前、2人だけの秘密」って言うのさ…。くはっw

コメント
この記事へのコメント
まだまだ、続きそうですネ~^^
クドカンなら、テンポも面白そう、、
江田っちは、ナカナカのはまり役って事でしょか?

どれから、見ようか迷うぅーーー!

出来れば、ミケさんなりの採点など点けておいていただけると、嬉しゅうござります~

2014/06/14 Sat 12:02:03
URL | OYAMA #JalddpaA Edit 
ですね~w
文句なくカッコイイ「龍が如く」もいいけど、こういう変な役もとてもらしくていいです。
北村一輝という役者を楽しむだけならあまり外れはないんだけど、作品としてとなるとまだまだ見足りてないと思うんだよね(^^;。
大河ドラマも、触りしか観てないけど天地人より北条時宗の方が良さそうだし。
2012年の「日本の悲劇」が役者として高評価のようなので、凄く観てみたい。
でも劇場公開はもう終わっていて、たまたまこの20日に上映するところがあるのでなんとかして行きたいと思ってます。
2014/06/14 Sat 14:52:18
URL | ミケ #Pe0og0Jg Edit 
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