space彩
03 « 2017 / 04 » 05
 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30.
2014/08/03 Sun  22:31:10» E d i t

関が原の戦いの陰で黒田如水(官兵衛)の謀略あり。
合戦後に本多正純が家康の命を受けてその嫌疑について、黒田長政(官兵衛の子)や竹中重門(半兵衛の子)などを尋問し、その内容を回想する形で話が進んでいく。
結果に至るその過程のそれぞれのピースをどうはめ込めばぴったりと合うのか? そういうことを考えるのは面白いだろうな。

如水が九州を平定して第三勢力として関ヶ原の戦いで勝った方を更に倒すためには、戦さが長引く必要があった。
その謀略にはキリシタンであることが繋がる糸の一つという設定。
竹中重門も如水から洗礼を受けたキリシタンということになっている。
信長はキリスト教を利用したけれど、如水はどうだったのだろう?
如水は形式上は離教したけれど、結局死ぬまでキリシタンであったと言われている。
貿易による恩恵という側面があってキリスト教は広まっていったらしいが、キリシタン大名が天下を取るという芽もなくはなかったのかもしれない。
そんなことにならなくて本当によかったと思うけど。

家康は子である秀康を信じていなかったが、如水は長政を信じていたとある。
結局長政の寝返りによって関ヶ原の戦いは短時間で決着し、如水の謀略は叶わなかった。。
長政は偉大な父を認めつつも、幼い頃信長に人質として出され危うく殺されかかった時と同じようにこの計略でも自分を囮として使う父親に対する反発もあり、葛藤の末家康に着く決心をする。

父親を裏切る後ろ暗さに冷や汗がふき出したが、一方では体の中を風が吹き抜けていくような清々しさを感じていた--。

「水の如く」はその字の通り如水であるが、「風の如く」が家康であることをこの長政の心情を表す一文が象徴しているのではなかろうか。

登場人物の把握や史実とその過程の定説とされるところなどが頭に入っていたら、すんなり関係がイメージが出来て「おぉっ」て感じに楽しめるんだろうな。
知識をもう少し蓄えてから再読してみたい。


コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://spaceaya.blog39.fc2.com/tb.php/2189-18c50d54
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック