space彩
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2014/08/22 Fri  23:59:46» E d i t

1999年 映画 三池崇史監督作品。
いきなりだけど、エンディングシーンが凄く良くて泣けてしまった。

子供の頃から中国人ハーフであることでいじめや差別を受けてきた龍一(北村一輝)と俊霖(柏谷享助)、そして友人の張(田口トモロヲ)の3人は新宿に出て行く。
そこで中国人の娼婦アニタと知り合い、4人は自由を求めて日本脱出を夢見るようになるが、金欲しさに中国マフィアに関わってしまい、張と俊霖は命を落とす。
龍一とアニタは波止場でのマフィアからの銃撃を逃れて海に飛び込む…。

青春只中の若者達を描いた作品だが、田口トモロヲさんはこの時には既に四十超えのはず。
でも全く違和感ないし、むしろ張という役にぴったりだった。
俊霖は勉強に励んでいて、頑張って底辺の生活から脱け出そうとしていたと思われるが、結局兄に着いて行き、兄の危機をも察知してしまうのだから、よほど兄弟の結びつきは強いのだろう。
性描写や暴力シーンも多いけれど、話の流れの中で不自然ではない。

映像に迫力があり、配色などがうまく使われていて印象的。
その中でも最たるエンディングシーンだが、「線路は続くよ、どこまでも~」と静かにゆっくりと口ずさみながら龍一は小舟の櫓を漕いでいる。
背中合わせに座っているアニタも一緒に口ずさんでいるが、2人とも血だらけ。
だがその顔は穏やかに微笑んでいて満足気だ。
2人のその柔らかな表情がとにかく素敵で、尚更切ない。
小舟は光輝く大海原にどんどん小さくなっていき、やがて光の中に見えなくなる。
ゆるりとした美しい音楽が、これまたとても素敵でぐっとくる。
このシーン、というかこの映画そのものを映画館の大画面で見てみたいと思った。

あまりに音楽が良かったので調べたら、担当は遠藤浩二さんという方で、同じ三池監督作品の『龍が如く』の音楽をなんとなく思い出したのだけど、やはり同一人物だった。

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