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2014/09/06 Sat  16:27:07» E d i t
 » 『葉隠物語』安部 龍太郎 

序章では『葉隠』を誕生させた薩摩藩士山本常朝と田代陣基(つらもと)との出会いと、終章ではその『葉隠』の誕生を描く。
序章から100年以上前に遡り、沖田畷の戦から時系列に『葉隠』を題材にした23の短編が収められている。
短編の一話完結なので読みやすい。

常朝が仕えた二代目藩主光茂は、武家でありながら歌道を極め歌学界最高の秘伝といわれる古今伝授を受けることを悲願とし、そのために厳しい藩財政をよそに向陽軒と名付けた隠居所の建設を推し進め、大きな書庫を建てるなどしていた。
しかし常朝の働きがあって古今伝授を受けることができ、鍋島家は文化の名門となった。
武士たちの役目も武断から文治の主導者へ変わりつつあった元禄文化花ざかりの時代、常朝の無心の奉公は戦場での手柄にも劣らぬ大きな成果を佐賀藩にもたらしたとある。
時代は変われども、武士としての心構えはかくあるべきということを常朝は『葉隠』に託したのだと思う。
助かる方向で安直に物事を考えず、死ぬ覚悟をもってすれば自ずと道は開けてくる、そんな感じだろうか。


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