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2015/05/24 Sun  16:25:42» E d i t
 » 『真田太平記』池波 正太郎 

3か月以上かかってようやく読了。
9年かけての週刊誌への連載だそうで、単行本12巻という長編だった。

話は高遠城の戦いで武田軍の長柄足軽だった19歳の向井佐平次が真田の草の者のお江に助けられるところから始まり、武田家滅亡後の戦国の大きなうねりの中を生きた真田一族、そして家康側について生き残った信之が上田から松代へ国替えしていくところまでが描かれる。
16歳の源二郎は初対面で「おれと、お前は、いつの日か共に死ぬるような気がしてきたぞ」と言って佐平次を驚かせた。
まさに運命的なこの出会いを発端に、真田一族と草の者たちそれぞれ魅力的な人物が織り成す話がうまく融合し、少しも飽きることがなかった。

クライマックスはやはり大坂の陣。
14年間の謹慎生活の後に幸村は真田の武名を天下に示すために冬の陣・夏の陣に討って出る。
ことに夏の陣では家康本陣を崩壊させるほどの働きをするが、結局は家康を討ち取ることはできず、佐平次共々命を落とすことになる。
幸村の愛馬が力尽きて死んでいくところから、死に場所を求めた幸村が既に息絶えている佐平次を見つけて抱きつつ死んでいく場面ではさすがに目頭が熱くなってしまった。

昌幸が関ヶ原の戦で自分たちが参戦していたらと悔やむのだが、確かに真田が西軍に居たらあんなに簡単に決着はしなかったのではないかと思えるし、先鋒であったはずの秀忠軍を真田親子が食い止めていてあの結果だったのだからどうだろうかとも思う。
王道なところもいいけのだが、大坂の陣後のに見せる信之の苦悩する姿が人間らしくて結構好きだ。

あと、昌幸が上田城の戦いに至る前に上杉景勝の器の大きさに触れて彼を信奉するようになり、上杉が家康と戦うのであれば何故それを自分に言ってこないのだと不満を漏らしたりするのは景勝好きとしてはちょっと嬉しかったりする。
幸村が人質として上杉に行った時、景勝は大層幸村のことが気に入り丁重に遇したりするのもいい。
もしかして著者も景勝好きか?とにんまりしてしまうのだが、しかし夏の陣に際して家康が景勝の冬の陣での戦いぶりが不満で…というくだりがあり、「へ?」となる(^^;。

今スカパー!の無料お試しでヒストリーチャンネルの番組を見たりしているのだけれど、丁度大坂の陣や真田幸村のことをやっている。
幸村に関しては実際には謎だらけなのだそう。
でも、来年のNHK大河ドラマは「真田丸」だそうだし、幸村ブーム到来なんだろうな。

さて、次は何読もう。
景勝本ってもうそんなにないと思うし、もう一度『群雲、関ヶ原へ』あたりを読んでみようか。
前より少しは登場人物がわかるようになっているかな?


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