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2015/05/31 Sun  08:37:31» E d i t
 » 『戦国武将の明暗』本郷和人 

戦国時代の様々な通説を歴史家が解説している。
印象深いのは戦国時代は群雄割拠が常態であって、天下統一=日本は一つというのは稀有な事態だったという話。
天下布武を掲げ、天下を統一を目指した織田信長は当時としては非常識な人で変わり種だったという。
上杉が石田三成挙兵で兵を返した時に何故背後をつかずに北上したのかということも、稀有な事態から群雄割拠に戻るのを見越し少しでも領地を拡げておこうとしう考えだったのではないかという。
なるほど、と思う。
関ヶ原の時の黒田如水の九州平定し天下を狙うという話もそうではなくて、群雄割拠への復帰を念頭に領地を拡大していたと考えるのが適当とか。
その如水は有能な軍師と言われているが、軍師というものは存在しなかったとも。

興味深いのは、関ヶ原での小早川隊が15000と言われているが9000くらいが妥当だろうという話の流れで、何故戦前の数字が訂正されずに一人歩きしているのかという点。
日本は太平洋戦争に敗れて社会は平和を希求するあまり、軍事的な諸要素を強く忌避するようになたため、日本史学においては軍事に関する研究が止まってしまったとある。
未熟な軍事史について研究者の注目が集まるべきと書かれているが、そのようになって様々なことが冷静に解明されていくといいなぁ。
今更真実がわかってしまったら困ることもたくさんありそうだけど。

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