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2015/07/08 Wed  22:35:02» E d i t
 » 『蝉祭りの島』 
2000年映画 横山浩幸監督。
ぐうたらなストリッパーの珠子(土屋久美子)のこれまたヒモ同然の駄目夫・卓(北村一輝)は珠子の楽屋からアイスを買いに出て、公園で子ども達が「わしわし」蝉を捕まえているのに出くわす。
その蝉が飛んでいくのを追って、卓はふらふらと車道に出て車にはねられて死んでしまう。

なんとあっけない死、というか出番なんだろか…。
しかし、この冒頭のほんの数分の卓が残すゆるゆるとした柔らかい雰囲気と子どものような愛らしさはとても印象的だ。
妊娠している珠子が卓の遺骨を持って卓の実家のある島に渡って進む物語の中で、ずっと珠子と共に卓の面影を抱いているような感じがするほどに。

島には島を出た人間が死ぬと蝉になって帰ってくるという言い伝えがあり、お盆にその蝉を迎えるのが「蝉祭り」。
帰ってきた蝉が「わしはここにいる。わしじゃわしじゃ」と鳴くので、わしわしというのだそうな。
卓がこの故郷の島が大好きだったことや、島を出て行くことになったわけが医者兼坊さん(竹中直人)の口から珠子に語られる。
だから卓は都会では珍しいわしわしに出会って、懐かしくて嬉しくてふらふらと蝉の後を着いていってしまったってことか。
医者兼坊さんは卓のことを「座布団みたいにいつも柔らかい」と評するが、まさしく北村さん演じる卓はそのもの。

卓の母親や珠子と瓜二つの売れっ子小説家とその子どもとの関わりを中心に、島での珠子の日々が過ぎていくが、色々あって珠子は流産してしまい、結局元のストリッパーの生活に戻っていく。
エンディングの「ろくでなし」の歌がよく似合う。


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