space彩
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2015/07/18 Sat  21:17:22» E d i t

関ヶ原の戦では、上杉家は家康を追わずに最上を責める。
そして伊達政宗は上杉領に侵攻してくる。
福島城を任されたのは、戦は強いがかつて謙信に反旗を翻したことがある強かな老将本庄繁長。
伊達は繁長やその息子たちを籠絡しようと接触してくる。
実際に情報が敵方に漏れていることから内応している者がいるのは間違いないがそれが誰なのかといったあたりはハラハラしてしまう。

繁長は戦のための下工作を多方面に渡って施した。
そのうちの一つに、「景勝が出陣の用意をしている」といった情報工作もあり、政宗には「龍」の旗の景勝の軍が動いたという報が届く。
ごく稀に立てられるこの「龍」の旗は上杉の総攻撃を意味するため、さすがの政宗も動揺を隠せない。

繁長の奇策により、圧倒的な数で優位にあった伊達軍は退けられることになったが、政宗には景勝の軍が到着する前に決着を付けたいと功を焦ったところがあったと繁長は振り返る。
その時に、景勝が「昆」の旗の軍を率いて到着する。
繁長は本当に景勝が出てきてくれたことに驚くのだが、そこで繁長の目を通して語られる景勝像が本当に格好良いのである(嬉)。

草の者やその他の登場人物の話もうまく絡まり、また導入部分と最後に旅する松尾芭蕉と曾良の話を配しているところも洒落ている。
文章も読みやすく、あっという間に読みきってしまった。


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