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2015/11/03 Tue  10:51:30» E d i t
 » 『大逆走』大千秋楽(11/1) 

東京の千秋楽からも随分あちこち変わって、更にわかりやすくなっていました。
大阪は笑いに厳しいのかと思いきや「え、ここでそんなに笑う?」ということが何度もあり、大阪の方が緩かったのは意外でした。
本当の最後ということで役者さん達は気迫に満ちていたように感じました。
北村さんも、五味が元妻の娘への葛藤を聞くところから既に死んでいる娘との決別まで、本当に辛そうにたくさん泣いていらして、あのシーンは最初の頃に比べて濱田マリさんの節子と共に随分と高められたと思います。

カーテンコールでは思い切りスタオベをして、無事に完走出来たことを共に喜ぶことができたのがなんにしても良かったです。
私も風邪ひくこともなく無事完走できましたってことも含めて。
この日は2回目のカーテンコールで観客総立ち拍手の中、脚本家の赤堀さんもご登場。
大阪では3回のカーテンコールがデフォだったようですが、この日は3回目が終わった後も拍手がなりやみませんでした。
4回目には北村さんが吉高さんの腕をとって中央に2人残ってお辞儀。
その後いつものように下手の袖で北村さんが深くお辞儀をしてから嬉しそうに両手を何度も振っていて、下手側の前から4列目という良い席からそれを見られたのは幸せなことでした。
あれだけの実力者揃いの中、座長として北村さんが十分に力を発揮されたことには非常に満足しています。
ご本人はまだまだ高みを目指していらっしゃるとは思いますが。

さて、終わってからあらためて舞台そのものについての感想です。
場面場面は回を重ねる毎に完成度が上がっていきましたし、実力派揃いの役者さんたちの演じる役は十分楽しむことができました。
ただ、全体の話はやっぱりあまり私の好みの部類ではなかったな。
ファンタジーだのコメディだのという前振りだったのに、いざ蓋を開けたらアングラっぽくて重かったというギャップ…。
初回は役者さんたちの演技には感動しつつも、内容的にはかなり引いた部分もありました。
冒頭そばアレルギーの話から「変わるべきですよねぇ、日本は」という意味不明の流れがあり、安保にひっかけたのか「アカシアの雨がやむとき」が闘う若者を癒す歌だなんて今更言わせてみたり、五味が吐き出す父親の日中戦争での鬼畜な行いも。
バランサーである大倉孝二さん演じる八田に随分救われているなという印象を強く持ちました。
でもまぁ今の私は幸いにも「生北村一輝様が近くで見られる」ということが何よりも勝るため、毎回スキップするが如くウキウキと出掛けていったわけですが(笑)。

話は五味の白昼夢で始まり、そのシーンの最後で「悪い夢を見た」と言い残して去ります。
そして一幕最後のシーンでも「この頃悪い夢ばかり見る」と彼は言っています。
ペットの保護活動の募金箱を持って逃走した箱崎(三村和敬)を追って行く途中で、トイレで五味と八田、真鍋(池田成志)の3人組が延々放尿していて「小便が止まらない」というくだりがあるのですが、あれって端的に夢であることを表していますよね。
全編が五味の夢であるとすれば、時代の矛盾や死んだ人などバラバラなパーツが五味の夢を形成しているにすぎないということになり、都合よくそこに色々な要素を盛り込めるわけで。

一幕はかなり冗長な感じで、何度目かの観賞から必ず気を失いかける(もしかしたら失っていたかも)場面が出てきてしまいました。
二幕はスナックからまた箱崎を探しに外に出たところからは動きもあり、純粋に面白い場面も多く最後まで突っ走れます。
捕り物劇は役者さんたちは物凄く体力を使って大変だったでしょうけれど、文句なく面白くそれもどんどんパワーアップしていて毎回大笑いしました。

色々な要素はありましたが、一つにはやはり「死」というものを強く意識していたと思います。
「死」についての語りや、既にこの世のものではない者たちがいてそれらが見せる「死」というものに対し、順子(秋山奈津子)が新しい生をお腹に宿しているという設定があったのではないかという気がします。
そして、唯一の現実であろうと思われる最後の工事現場のシーンで、五味は父親ひいては父母のこと、そして娘の死を乗り越えたかのようにすがすがしい顔で「あーあ」と伸びをしながら言います。

「空が青い!」



劇場に行く前に大坂城公園をぶらぶらと散歩。
だいぶ歩いたと思ってもまだお城は遥か彼方です。
こんなに広かったとは。
これでも当時よりは狭くなったと聞いてるので、あらためてその広大さにびっくり。

コメント
この記事へのコメント
終わってしまいましたね…。
千秋楽なのだからせめてMCをと期待しましたが、
お手振りだけでしたね。でも可愛かったです♡

舞台についてはいろいろ評価が別れるのでは?
と思いますが、ミケさんのおっしゃる通り
生北村さんのお芝居を間近で観られたことで
わたしも充分です♡
ただ、お仕事があまりお芝居ばかりになると
それはそれでちょっと辛いですよね。
やっぱりあのオメメや口元をアップで見たいですから。
先日、「許されざる者』を観ましたが、
真一が渡に痛めつけられて意識を失うあたりの
血だらけのお顔がなんともたまらん!

あ〜「破門」続編来ないかな〜(^^)
2015/11/04 Wed 09:22:31
URL | kawasemi #- Edit 
書き忘れました!
きりとりブルース、先程ゆうメールで返送しておきました。
ありがとうございました(^^)
2015/11/04 Wed 17:30:53
URL | kawasemi #- Edit 
>kawasemiさん
基本、可愛いですよね、あの方(^^)

オメメや口元のアップが見たい、全く同意でございます。
そして血やら辛い表情やらも似合うんですよねー。
霧生ちゃんが真島の兄さんにボコボコにやられるのもたまりませんわ。
ついS的な感情が湧いてしまうw

ここで「破門」続編が来てくれたら、どんなに幸せでしょう。

きりとりブルース、了解しました。
こちらこそ色々とありがとうございます。
2015/11/04 Wed 20:37:43
URL | ミケ #Pe0og0Jg Edit 
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