space彩
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2015/12/31 Thu  13:48:33» E d i t
イブの夜にNHKで放送されたスペシャルドラマ。
一応今年のうちに感想を書いておきます。

彼(北村一輝)と彼女(常盤貴子)のふたりの人生の忘れ得ぬ4つの場面を書きおろしのオーケストラシンフォニーに合わせて進行していく物語。
舞台女優の彼女と小道具係だった彼とが結ばれ、子どもにも恵まれ幸せな家庭を築いていく。
絵に描いたような美男美女が3人の子どもたちと庭付きの素敵な平屋のおうちに住んでいて、もうそれだけで一般庶民には夢のような絵面でございます。
そして、たいそうなビューティフル・スロー・シーン満載でした(^^;

短い時間の中で話を進行するためなのか、舞台女優である彼女の劇中劇の台詞がそれぞれの時の心情を表していました。
それでもなお「ちょっとなぁ…」と思うのは、彼女が子どもたちも置いて家を出て行き、彼との思い出の海に行くところ。
浜辺のシーンに繋げたかったのでしょうけれど、小さい子もいるのに鍵を置いていくっていうほどにはその理由を想像することができません。

彼女の葛藤を表しているであろう劇中劇の台詞
「その私の一番神聖な義務というのはなんですか?」
「それを私にたずねるのか? 夫や子どもに対するおまえの義務を」
「私にはそれと同じくらい神聖な義務が他にもあります」
「そんなものあるか! どんな義務だというのだ」
「私という1人の人間に対する義務です」
「まず第一にお前は妻であり母親なんだ」
「そんなこともう信じません。
 何よりも先に私は人間です。あなたと同じ人間です。
 少なくともこれからそうなろうと・・・」
これからすると相当に追いつめられていたように思いますが、あの彼が彼女を1人の人間として見ていないとか家庭をないがしろにしていたとは到底思えないのですよね。
母親がいない朝に、父親と3人の子供たちが
「これってさ、家出なの?」
「さぁな」
「パパ、何やらかしたの?」
「え?おれが原因か?」
なんて言い合いながら一緒にお弁当を作っていて、そんなことを自然に言い合えて共同作業が出来る父と子の関係が築けているということからも、彼が家庭を大切にしてきたということが窺い知れるというもの。
何もかもを察して怒りもせず、迎えに行くなんて中々出来るものじゃないでしょう。
などと考えていくと、これって自分を理解してくれる好きな人と結ばれて、子どもにも恵まれて、素敵な家に住んで、好きな仕事も出来て、最後まで愛されるっていう女側の夢の人生なんじゃないですかね?

彼女が亡くなった後に彼が1人で過去を思い出しながら砂浜を走るシーンは悲しい。
不協和音が大きくなり、いくら走ってももう彼女に追いつくことができない初老の彼。
そのまま終わったら辛すぎですけど、直後に「すべての ささやかで美しい人生に 祝福あれ God bless every little Beautiful Life」という文字と赤ちゃんの産声、そして明るいスウィングジャズに砂浜でシャンパンをかけ合う笑顔の若い2人の映像でのエンディングで微笑むことができます。

北村ファンの間でもご本人念願の初ラブストーリーと砂浜を走るシーンということでかなり盛り上がりましたが、ご本人が言ってらしたようにラブストーリーというよりはライフストーリーだったと思います。
「パパ」という文字の入ったお弁当で赤ちゃんが出来た事を知り嬉しそうに食べる彼とか、赤ちゃんを愛おしそうにみつめる彼とか、ストーリーよりも1つ1つのシーンで満足できる作品だったかなという気がします。

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