space彩
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2017/05/28 Sun  19:16:34» E d i t

主演の2人をはじめ俳優陣は、といっても名前がクレジットされているのは7人という少人数ですけど、皆さん役に嵌っていて良い仕事されてました。
作品としては、ヤマモト(福士蒼汰)のミステリーさを演出したかったのだろう幽霊っぽい人やら墓場のシーンがちょっと過剰だったかなぁ。
変だからそんなところが妙に印象に残ってしまう、ってことは作品の邪魔をしているということだと思うんですけど…。

それにしてもタカシ(工藤亜須加)が上司から受けるパワハラの酷い事。
残業が3カ月連続で150時間超ってのも凄まじい。
職場の誰一人彼を助けることがなく全く救いがない。
そんな状況の日々を過ごすタカシは一見不幸なのだけれど、ヤマモト視点だと常に心配してくれていつでも温かく迎え入れてくれる両親が居るタカシって実は幸せなんじゃないかと思える。
ただそれに気付かないところが不幸なのであって。
タカシがひたすらヤマモトに助けられているように見えて、実はヤマモトがタカシを救うことによって自分を再生しているという話でもあるんだろうなと。

原作と顕著に違うバヌアツのくだりは不要なのではないかという向きも多いようですが、映像としては息詰まるような日々との対比として、あのとんでもなく美しい風景が「今生きているところとは全くの別世界も存在しているんだよ」というメッセージとして活きていると私は思います。
恐らくヤマモトとタカシを象徴しているであろう白い2羽の鳥が飛んでいく、エンドロールのバヌアツの真っ青な海の風景にはやられました。
あの映像を見ずに席を立ってしまうのはもったいない。

テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

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